取材協力:NHK Eテレ 『テストの花道』
09/28
取材協力させていただいたし
NHK Eテレの、
『テストの花道』
〜悩み&ギモンに理科で答えちゃおうSP!〜
が放映されました。
高校生は化学が苦手な方が多いようなので、
身近な「別腹」は本当にある!?という疑問から、
番組ではたくさん食べた後の胃をMRIでとり、
その後、すぐに好物の食べ物を見せた後の胃の変化を再度MRIで確認、
ダイエットについての情報提供を致しました。
お腹いっぱいでも、好きなものは食べたくなるので、
胃に隙間ができるのですね。
この仕組みは、
脳が『オレキシン』というホルモンを分泌し、
胃にあるものを腸へ早く送るため、隙間ができるのです。
*こちらは、以前出版した
「健康管理する人が必ず知っておきたい栄養学の○と×」
に詳細を記載していますので、ご興味ある方はご覧くださいませ♪
そして、事務所で実験をしていた
こちらのヨウ素デンプン反応。
デンプンにヨウ素をかけると青〜紫色になります。
デンプンを分解する人の体内酵素は、唾液中にあるアミラーゼです。
通常、デンプンのある食べ物を食べれば、アミラーゼが働き、分解され消化吸収される形になります。
その際、デンプンが分解されているので、その食品にヨウ素をかけても、ヨウ素反応は起こりません。
しかし、アミラーゼが働かないとデンプンを分解できないので、ヨウ素反応が起こり、青〜紫色になります。
この原理を活用した今回のダイエット情報。
冷たいご飯には、
消化吸収されにくい『レジスタントスターチ』がある、
食べても太りにくいということを証明する実験の協力をいたしました。
温かいご飯を数回噛んで唾液と混ぜる
冷たいご飯を数回噛んで唾液と混ぜる
その上で、ヨウ素液を数滴垂らして反応をみることができます。
もし、紫色にならなければ、デンプンが分解されたことになります。
このように放送されました。
【太りにくくなる炭水化物の食べ方”冷やしでんぷん効果“】
炭水化物は消化されるとブドウ糖になり、エネルギーの元に。
でも、食べ過ぎると脂肪に変わる。しかし! ラーメン、ごはん、うどんなどの”でんぷん“でできているモノは、冷たくして食べると太りにくい食べ物に!
ご飯は冷める過程で消化されにくいデンプンに変化する。そのため太りにくくなる。
と締めていました。
Luceでは、このように番組作成の協力、
文献によっての根拠出し、コメント提供など行っています!
また、2016年 10月1日(土)、
午前10時30分~11時に再放送されます。
是非ご覧ください!